第壱夜

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 何とも言えない薄気味悪さを感じさせ、ただやたらに42という数字が脳裏に木霊する。  龍臣も興味が失せたのか、はたまた俺と同じように気味の悪さを感じているのか、それ以上何も言わなかった。  俺は、記憶ごと破棄するように紙片を握り潰し、無かった事にするように、近くのゴミ箱へと放り込んだ。 *
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