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「――はっ?
ほんまにプロポーズしたんか」
とても信じられないのか、目を剥いている円生。
(俺も同じ気持ちだ)
「ええ、プロポーズしましたよ」
満面の笑みを見せる。
一瞬、シンとした静けさに襲われ、気が付くと俺と利休が勢いよく身を乗り出してしまっていた。
「ほ、本当かよ、ホームズ!葵ちゃんにプロポーズしたのかよ」
「清兄、本気で言ってるの?」
「あ、葵ちゃんはまだ高校生なんだぜ?
そ、それにもっとイイ女だって、これから出会うかもしんねーのに!」
「そ、そうだよ、清兄、早まらないで!」
突然詰め寄る俺たちに、ホームズは露骨に顔をしかめた。
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