25793人が本棚に入れています
本棚に追加
「女子高生かぁ。
それこそ、犯罪だから気を付けて」
「ほんまやな。
でも、もうすぐ18になんねん」
「可愛いんだ?」
「どやろ。特別美人いうこともないで。まぁ、そこそこやな」
葵の姿を思い浮べて、小さく笑った。
ほんまに、外見はそこそこや。
「――なんだか、本気っぽいね」
「えっ?」
「だって、真也くん、すごく優しい顔したよ?
特別美少女じゃないってところも、また、本気なんだなぁって」
ユキは独り言のようにそう漏らしたあと、
上手く行くといいね、
と何か諦めたような表情を見せた。
最初のコメントを投稿しよう!