第1章

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 と、後方から高速で接近していたオルトロスが跳躍。  腕部のエネルギー発生装置からビームの刃を発生させ、放り投げたガリオンを両断。  オルトロス、着地。 アストロノーツ2「オリト!」 アストロノーツ1「オルトロス、来てくれたか!」 ○オルトロスコクピット オリト「みんな待たせなッ! 行くぞ、オルトロスッ!」  オリトの言葉に反応して、機器の一部にオルトロスのロゴが浮かぶ。 オルトロス「イエス、マイマスター。速やかに殲滅します」 ○グラゼ  オルトロス、クロスした腕を振り下ろし、両腕にビームの剣を発生させる。  オルトロス、動けないルクスの元へ高速移動。  接近するオルトロスに反応するガリオンたち。一番上にのしかかっていたガリオンが飛び上がり、口を開いてオルトロスに襲いかかる。 オリト「これでも喰らえッ!」  オルトロス、ガリオンの開いた口の中に剣を突き入れる。  ガリオン、爆散。  爆煙の中のオルトロス、カメラアイが光る。  その他のガリオン、ルクスの上から退いて、標的をオルトロスへ。 ○オルトロスコクピット オリト「よしっ、全員まとめてかかってこい!」  オルトロスのロゴ。 オルトロス「マスター。油断は致しませんように」 オリト「わかってるさ!」 ○グラゼ  オルトロスとガリオンたちの乱戦。  オルトロス、前進しつつガリオンを数体斬り捨て、蹴り飛ばす。 ○オルトロスコクピット オリト「どんなもんよ!」  と、レーダーに反応。  オルトロスのロゴ。 オルトロス「マスター」 オリト「うん? どうした?」 オルトロス「上空より強力なケーバライト反応。これはおそろく――」  オリト、険しい顔つきになり、 オリト「ちっ……アイツか!」 ○グラゼ  倒れているルクス。そこへ対策本部のディーンドライブたちがやってくる。  アストロノ―ツ2の機体は周囲を警戒。アストロノーツ1の機体がルクスへ接触する。 アストロノーツ1「おい、大丈夫か? パイロット、応答しろ」 ○ルクスコクピット  アスナ、困惑した顔で、 アスナ「お、応答? あーっと、えーっと……わかんないわよ!」  アスナ、頭を抱える。 ○対策本部ディーンドライブコクピット  アストロノーツ1、険しい顔つきで、 アストロノーツ1「ダメか……しかしこのままここに置いておくわけには――」  と、オリトより通信。
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