プロローグ

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「かなこ!おはよう」 少年の声と共に、体が揺すられる。 「ん…おはよ」 目を覚ました私はにっこりと微笑み、幼馴染みの良介に挨拶をした。 「もう授業始まっちゃうよ?」 「うそっ!」 彼の言葉に驚き、枕元の時計を見ると時刻は8時15分。 いまから着替えて教室まで行っても遅刻してしまう。 「ゴメン!先行ってて!?遅刻しちゃうっ」 言いながらパジャマに手をかけると、良介は慌てて部屋を出ていった。
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