プロローグ

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いくら名前を叫んでも返事がないことに不安が募るばかりで、動きが鈍くなっていることに気づきもしなかった。 「返事してよ…っ、良介ぇ…っ!」 堪えきれずに泣き出した私の後ろから、鈍い音が聞こえた。 振り返ると、いまにも壊れてしまいそうなデッキブラシでロボットを殴り付ける良介の姿があった。
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