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ブレイク・バース・トレード
能力名は『破壊と創造の交換』、破壊したものを自分の中にストックしいつでも使用することが出来るようになる能力。
例・自分が受ける衝撃を破壊すると、
それと同じ衝撃を1回だけ他の対象に与えることが出来る。水を破壊すれば水を出せるし剣を破壊すれば形が同じものでなくとも剣を出せる。
「しかも、この能力の凄いところは破壊できる対象に一切の制限がないとこなんだよ、。もちろん最初は慣れなくて使いこなせないからって理由で壊せないものは出てくるかもだけど、経験を積めばなんでも壊せるようになるよ♪」
説明を聞き終えたダンは少し考えた後いくつか質問した。
「なぁ、それって概念も破壊できるってことか?」
「そうだよ、自分の死を破壊すれば不死身になれるし、老いを破壊すれば不老になれる。しかもその破壊した死や老いを他人に与えることも出来るようになるよ」
「なら次、自分が怪我をして腕とかが切り離された時に『怪我』を壊せば傷は治って腕はくっつくのか?」
「もちろんだよ♪」
「そうか、最後の質問。破壊したものを自分に与えることは出来るか?」
「出来る出来る♪だから他人の地位を破壊して自分に与えたらその人の地位に就けるんだよ」
質問を終えたダンは大声をあげて笑う。
「はは、あはははははははは!いいね、いいよその能力、ホントチートだわ!wwwいいぜ転生してやるよ、あ、どうせだから身体能力も上げて顔も変えてくれ」
「いいよ、君面白いから身体能力はわたし達と同じくらいにしておくね。顔は、う~ん。こんなのはどう?」
サタンはパチンと指を鳴らすと、ダンに手鏡を渡した。
ダンがその手鏡を覗くとそこには目付きは鋭いが確かにイケメソが映っていた。
「サタンはこういうのが趣味なのか」
「おふこーす、だよ。俺様系ってかっこよくない?」
「まぁ分からなくもないがな。んじゃ早速転生してくれ」
ダンがそう言うと、突然サタンの部屋に扉が現れた、床に。
「いやおかしいだろ!?え?なんで床?なんで!?」
「ダン君、細かいこと気にしてるとはげるよ?」
「禿げるか!ったく…。これ通ればいいのか?」
ダンは扉を開けて中を覗き込む。
「えいっ♪」
「はっ?」
ダンは後ろから蹴られた、サタンに。
「頑張ってね~」
「て、めぇ…!?」
ダンは怨み言1つ言う前に扉に落ちていった。
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