第1章

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   きっと、今の私の顔、どうしようもないくらい真っ赤だ。  でも彼はその羞恥すら楽しんでいる。  ぼやけて滲む視界は度の合わないレンズのせい?  きっと、眼鏡を外した時、一緒に外してしまったんだ。  ――彼の偽りの顔も。  簡単に覗くことができない、瞳の奥に潜む彼の本性。  きっと、それに気づいた時は、もう……。 ‐End‐  
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