~始まりの宴~

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ー・ー・ー ある部屋ー 「おや、魔法は禁止だというのに強制的に入ってきおったな。」 杖を持った老夫が、目の前にいる青年に喋りかける。 「敵か?この結界はそんな柔なものじゃないはずだが。」 青年は眉をひそめる。 「うむ・・・ この魔力は、恵美かの。」 「・・・またあの人か。 で、どうする? 入学式まで時間がないし、 俺は色々とすることがある。 あなたが説教でもするか? 理事長殿。」 杖を持った老父は、この学園の理事長ローレスだ。 ローレス「ほぉっ、ほぉっ。 あやつに説教ですか。 これはまた、面白いのー。」 「では、任せた。 俺は入学式に行く。」 ローレス「またお呼びするかもしれませぬが、了解した。 ーーーーアルト王子」 これはある龍の子と王子のお話 喜劇か悲劇か どちらに転ぶかは彼ら次第 さあ、物語の始まり始まり
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