一話 マリッジ・ブルー

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心地良かった。 どこもかしこも、すべてが歓喜していた。 愛する気持。 それは元通りになった。 そう思えた。 そのはずだった。 けれども・・・。 朝、瞼(まぶた)を開けようとして、気がついた。 ブルーになっていた。 洋子は急激に居心地が悪くなる。 映画のラスト・シーンを見終わったような感じ。 その想いにみまわれた。
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