一話 マリッジ・ブルー

12/35
前へ
/35ページ
次へ
キスは幾度かしていた。 唇を触れているときの愛撫は 背中を触れられるだけ。 そんな関係が続いていた。 けれども、その夜、二人は燃え上がった。 裸になるのに躊躇(ためら)いはなかった。 博之の指が洋子の肌を彷徨(さまよ)う。 心地良かった。 愛する。 二人はその本当の意味がわかりだした。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

287人が本棚に入れています
本棚に追加