一話 マリッジ・ブルー

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その夜、洋子はすべてを許した。 二人だけで過ごす時間。 時計の針がゆっくり進む。 時間が永く感じた。 二人は繰り返し同じことをしているのに、 その刺激がじょじょに高まっていく。 素晴らしい変化がカラダの中に起きていた。 言葉にならない声が口をつく。 それも、続けて何度も。 どこもかしこも開かれていく。 輝きだした。 腕でギュッと締めつけられ。 「ああ・・・」 洋子の口から熱い吐息が漏(も)れた。
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