一話 マリッジ・ブルー

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「どうかしたの?」 トイレに博之が行っている間に、 マスターが訊いてきた。 「ううん、何でもない」 「悩み事?」 「ちょっとね」 洋子はそう答えて、微笑んだ。 「彼が浮気とか?」 「そんなこと・・・」 「あるわけないよね」 今度はマスターが笑った。 「うん」 明るい口調で洋子は、そう答えた。
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