一話 マリッジ・ブルー

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「もうやめて・・・」 「くすぐったかったの?」 「うん」 洋子が笑った。 博之も笑顔になっていた。 「あはは」 笑い声がバスルームに響いた。 二人は立ち上がり、シャワーをかけ合った。 真っ白な泡が流れていく。 上気した肌が晒された。 二人とも淡いピンク色に染まっていた。 互いに見とれるほど綺麗だった。 温かいバスルーム。気持ちも暖かくなっていた。
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