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千晃「真ちゃん~」
いつものニコニコ笑顔が更にキラキラを増す。
それは千晃が何も言わなくても誰にでも分かってしまうくらいで
俺を打ちのめすには十分過ぎる千晃の可愛い笑顔。
あの笑顔が俺に向けられてたなら…死んだっていいかもな
なんて、半分冗談の半分本当。
まぁ、多分あり得ない事なんだけど。
実彩子「どうかした、にっしー」
隆弘「うわ、いつの間に」
いつの間にか隣には宇野ちゃんが居た。
実彩子「にっしーってば、千晃の事見てる時の目がなんかイヤラシイよ」
隆弘「えっ、まじ?」
実彩子「ふふ、嘘よ。宝物見るみたいな目してる」
宇野ちゃんは千晃を見て優しく呟いた。
隆弘「…そんなこと言ったって、宇野ちゃんは千晃から色々聞いてるんだろ?」
千晃と宇野ちゃんはグループでも2人しかいない女子メンだし、親友であるのはどう見ても分かる。
俺より確実に千晃と話してるし千晃も宇野ちゃんにしか話せない悩みだって沢山あるだろうし。
実彩子「色々って何?」
隆弘「え、そこ聞く?笑」
実彩子「ん~…まぁ、言えるのは私は何があっても千晃の味方って事かな。例えメンバーでも千晃を傷つける人は許さない…にっしーでもね…笑?」
隆弘「ん…分かってるよ」
宇野ちゃんは本当に千晃が好きなんだな…きっとそれは千晃も同じくらい宇野ちゃんを思ってるって事なんだろう。
千晃を泣かせる…なんて事俺だって絶対したくないよ。
千晃の笑顔が俺にとって一番大切なんだから。
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