story*1

9/12
前へ
/74ページ
次へ
*Takahiro side 千晃「はいっ」 隆弘「どしたのこれ」 今、新曲のダンスの振り付け練習中。 休憩中に千晃が俺に渡してきたのは力水というよくわからない飲み物だった。 隆弘「リ…リキスイ?」 千晃「多分ちからみず」 隆弘「美味しいの?」 千晃「分かんない、からにっしーにあげようと思って」 サラッと酷いこといってるよねこの子笑 まぁ、千晃だからイイけどさ… 千晃「美味しかったら一口頂戴」 隆弘「はいはい……って、炭酸!?」 まさか炭酸だとは思わず口いっぱいに含んだ力水は 俺の喉と胃に直接ダメージを与えた。 隆弘「い、痛いっ、痛~!」 千晃「あはははは笑」 絶対騙されたパターンだこれは… 俺は千晃を涙目になりながらもにらんだ。 隆弘「…お、お前なぁー」 千晃「ごめんね?にっしー、だって何かにっしー元気ないから…気になっちゃって」 隆弘「え」 千晃のまさかの言葉に悶絶しそうになった。 だってまさか…千晃が俺を心配してこんなことしたって? 俺を笑わせようと? 隆弘「…ぷっ笑」 俺は千晃の両頬を少し抓った。 千晃「へっ!?ひ、ひっひー?」 ひっひーって何だよこのやろー。 隆弘「ありがと、千晃。今元気になったよ」 千晃「ほ、ほんほ…?」 隆弘「千晃のほっぺ柔らか…笑」 千晃「に、にっしーのバカ///!!」 あれ、褒め言葉のつもりだったのに何故か叩かれた。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加