最終章

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ただ普通に疑問を投げつけただけだったのに。 顔が一瞬にしてボワン!っと真っ赤に染まりあがった深ちゃん。 どれだけ恋愛偏差値、低いんだろう... もしかして....... 「深ちゃんって旦那さん以外の人と付き合ったこと、ないの?」 「えぇ?!」 深ちゃんは椅子をガタガタガタッ!!と勢いよく鳴らしながら後ろに腰が引いてしまった。 うわっ。当たりだ。 「凄い。天然記念物だ...」 「もう!安崎さん言葉が悪い!」 「だって旦那さん以外ないなんて... もしかして旦那さんもそうなの?」 「むぅ......」 これじゃどっちが年上なのかわかんない。 でも私の恋愛なんて所詮空想の中の世界でしかない。 だから私が偉そうに言えることなんて一個もないんだ。
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