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ユウキは、ナチュラルに爽やかな笑顔を浮かべている。
この笑顔にやられた女子は数知れずだが、こいつの浮いた話は聞いたことがない。
「お前さ、知ってるか? すごくわりの良いバイトがあるらしいぜ」
「うちの学校、バイト禁止なの忘れたのか?」
「まあ待てって。
そのバイト、ネットが使えたら誰でもできるらしいんだよ。自宅でもどこでも簡単に。
だから、学校にバレる心配もなし」
「在宅の仕事か? わりに合わないものがほとんどだって聞いたことあるが」
「それがさ、そのバイト、うまくいけば月に100万くらい稼げるらしいんだよ」
「くだらん」
僕は舌を打った。
「なんで」
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