植木いおりプランA 幸奈

6/10
前へ
/39ページ
次へ
「そうだね。確かにお腹空いたし。一緒に食事…いいの?」 「はい、是非ご一緒してください」 「じゃ、駅前の店でいいかな?」 彼は私の腰に手を置き、自然なエスコートをみせた。 『女慣れし過ぎている』 そう感じるのには十分だった。 彼は小林と名乗った。 食事もソコソコにお酒へと切り替える。 それも自然な形で。 そう彼がその空気を醸し出してきた。 そして、彼の目はハンティングをするオスの狼と同じ目つきだった。 なんでこの男がストーカーまがいの事をするんだろう?
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加