井上愛子プランC 聖也

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篤也はオレのキスに応えようとしているのか、少し唇を開きはじめた。 オレは篤也の唇を舐めるように舌で触れば、オレの服を掴んでいた篤也の手がオレの背中に触れた。 『同性愛者』 篤也はその部類に入るのかもしれない。 『同性愛者だった場合、性的指導』そして『矯正』この2つは紙一重。 たぶん篤也はまだ自分でも気づいていない。 自分の性癖に気が付かないヤツなんて山ほどいる。 篤也はまさにそのタイプかもしれない。 そして、まだ誰にも染まっていない。 オレ色に染めたい。 そんな欲求が脳裏にチラつき始めた。
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