268人が本棚に入れています
本棚に追加
篤也はオレのキスに応えようとしているのか、少し唇を開きはじめた。
オレは篤也の唇を舐めるように舌で触れば、オレの服を掴んでいた篤也の手がオレの背中に触れた。
『同性愛者』
篤也はその部類に入るのかもしれない。
『同性愛者だった場合、性的指導』そして『矯正』この2つは紙一重。
たぶん篤也はまだ自分でも気づいていない。
自分の性癖に気が付かないヤツなんて山ほどいる。
篤也はまさにそのタイプかもしれない。
そして、まだ誰にも染まっていない。
オレ色に染めたい。
そんな欲求が脳裏にチラつき始めた。
最初のコメントを投稿しよう!