井上愛子プランC 聖也

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キスを続けていけばオレが持たないだろう。 開拓されていない蕾を、オレの手で好きなように開花させる。 それは正に美味。 キツイ場所を耕し、オレを植え付ける。 そしてオレ好みの華を咲かせるんだ。 ああ、なんて役得。 ……ダメだ。 篤也はノーマルにしなければいけない。 そう、『矯正』をしなければいけないんだった。 篤也から唇を剥がし、いったん距離を置く。 オレはポケットから携帯を取り出し、今回の相棒でもあるアイツにメールを入れた。
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