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「……い…じょう……だいじょうぶですか?」
「ん…いてて…」
頭がぼーっとする。あー、さっきまで夢見てたのかな。
「大丈夫ですか?」
体を起こし声がする方に顔を向けると、容姿の整った女の人がいた。
部屋は暗いが、この距離だとはっきりと見える。髪は肩につくかギリギリくらい、メイクは薄めだが、綺麗な目が印象的で芸能人にいそうな雰囲気を出してる。
「君は…」
「あ、すいません。私、花房エリカといいます。千葉県の名宰高校の教師やってます。」
教師だったのか、よく見ればスーツを着てる。
「あ、実は僕も高校の教師をやってるんです、神奈川県の栄郷高校という所で。
て、そんなことよりも、ここどこですか?早く学校に行かないと。」
「それが私もわからないんです。気づいたらここにいて…」
暗闇に目が慣れてきた。と、同時に自分の周りでは同年代くらいの男女が辺りを見渡している。
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