第1章

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5月。新歓もひと段落し、みんななんとなくホッとした頃。 私はとある先輩から好意を寄せられていて、困っていた。 これが私だけに向けられているものなら嬉しかったのかもしれない。 けれどその先輩は過去にも他の女の子に好意を寄せていて、女の子なら誰でもいい、と言う感じだった。 「りかちゃん」 彼は私のことをそう呼んだ。
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