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イケメン男は、面倒そうに言う。
「くそー。俺ん家の方が金持ってんだぞ。親は医者だし」
しかし、バカレシはバカノジョの気を引こうと必死で、それ所ではないようだ。
「おいお前」
バカレシは、イケメン男に話しかける。
「お前の親、何の仕事してんだよ」
するとイケメン男は、本当に面倒そうに答える。
「何で言わなきゃいけない」
当たり前の返答をしたイケメン男だったが、その言葉を聞いたバカレシは、上機嫌になる。
「ほら。医者に勝てる職業なんてそんなに無いからな。俺の方が良いだろ?」
バカレシはバカノジョにそう言うが、それでもバカノジョはイケメン男に夢中だった。
そしてトドメの言葉をイケメン男が言い放つ。
「それはお前の親のステータスであって、お前自身とは関係無いと思うが。そんな事で自慢して恥ずかしくないのか?」
それを聞いた男は、鼻息を荒くしながら言い返す。
「じゃあ、お前偏差値いくつだよ。俺は60だ。優秀な家庭教師を雇っているからな」
「それ、答えたら眼鏡返してくれんのか?」
イケメン男はまた面倒そうに問いかける。
「ああ。いいだろう」
「62だ」
イケメン男は言い放った。
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