プロローグ

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自然に囲まれた場所に家はない。 代わりにいつも生活する場所がある、それは大樹の下。 昼食が大きな肉に喜び大樹の周りをシンが走り回る。 「なぁシド!全部食ってもいいか!?」 ……返事はなかった。 無言のまま大樹にかけていた剣を握ってゆっくり寄ってくる。 そして握っている剣をシンの目の前に差し出した。 「これをお前に託す」 「でもこれ…」 シンは見てきた。 シドが狩りに使う剣で毎日毎日手入れしていたのを。 伝説の剣"竜牙剣" 竜の鱗をも斬り裂くと言われている斬れ味に竜の力を宿すとも言われている。 唯一無二の最強の剣を少し躊躇しながらシンは受け取った。
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