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「だろ?
鳥は半身使ってるからな」
満足そうにリーダーが言う
「オイシイです!!」
こたつもマイナーでいいですね!
「日本人の醍醐味だ」
「あ、でも彼女いるとか言ってませんでした?
このまえ、お母さまと電話でしゃべっているときに、
子供が産める年齢の彼女だとかなんとか」
「ああ。あれ?嘘だよ」
そういって、鶏肉に息を吹きかけるリーダー。
こちらは、目が点です!
「嘘?嘘なんですか?彼女がいるって!」
「そう、嘘。
ああでも言わなくちゃ、いつまでも近所に頭下げて、
見合い相手探し回るからな、もういい加減やめろって言いたいんだが、
俺の田舎じゃ俺の年齢ぐらいになれば子供ぐらい作ってなくちゃ
ならないらしいから。
おふくろのためにも、いるって言っておいたほうがいいんだよ」
「でも、彼女見せてーとか言われたらどうするんですか?」
適当すぎる彼の発言に、突っ込みを入れた。
いくらなんでも自分の親に、嘘は、ないでしょ。嘘は!
「その時は、別れたとでも何とでも言えばいい」
「ああ、、、、、、じつは女性に興味ないとか?」
ドキドキしながら、究極論を尋ねる。
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