キスフレ2nd kiss Vol.15

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「ぶっちゃけ。 リーダーの好みってどんな女性ですか?」 「巨乳で、モデル体型の良妻賢母. 出しゃばらない控えめで、料理上手な女」 「理想が高すぎます! そんな人間の真逆ならここに、おりますけどね」 「ほおおおおー。 真逆なのか、」 そう言って私の頭の先からつま先まで、 舐めるようにじろりと見た。 「う!一応、胸はそれなりに! 料理は和食ならどうにか!」 「胸とか、そんないらねえ情報、聞いてねえし」 「語らせてください!私の魅力を!」 彼の鍋へと延びる手を止めたが、 冷ややかな視線で私を見下し、一言。 「聞きたくねえし」 と、吐き捨てた。 隙間風らしからぬ、凍てつく突風が通過し、 会話をシャットダウンされる。 彼は、静かに、鳥の手羽にかぶりついた。 仕方なく、私も、椀の中に浮かぶ、みどりが鮮やかなニラを抓む。 「それで、お前は、何があったんだ?」
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