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「え？」
「いろいろ抱え込んでる顔してる」
「そ、そんなわけ」
つい、指先が緩み、緑の塊をつるりと椀へと落としてしまった。
それを見て、目を細める東雲リーダーの視線が痛い。
「じゃあ、ただの便秘か？」
「ち！！ちがいます！」
「まあ。
言いたくないなら言わなくていいがね、
自分一人で抱えてると、悪い方向にしか向かわない。
不安が、未来を潰すんだ。
自分の中にあるモヤモヤは、
さっさと取り除いたほうがいいぞ」
「わぁかってますよ！わかってますってば...」
ビールを同じように煽る。
苦味さえもしない麻痺した舌。
痺れ始める頭の先。
先日まで引っ込んでいた感情が、またぶり返してきた。
....はぁ。頭痛がする。
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