キスフレ2nd kiss Vol.15

40/40
前へ
/40ページ
次へ
「大丈夫?」 「だ、大丈夫です。 酔ってたのに、ちょっと走りすぎちゃって...」 笑がおを向けようとした途端。 背中から抱き付かれた。 大きな掌と、強く抱きしめられ、恐怖を抱く。 「きゃ!変態!!ちょ!離してよ変質者!!! きゃーーー!!! おまわりさーーんん!!!」 鞄で叩くものの離れない男。 背中からら両肩を抑え込まれた。 腰をつかんだまま道路へと引きずってゆく。 「暴れるなよ、舞」 その声に、振り返った。 「....阿部さん」 ようやく気づいたかといった満面の笑みを彼は向け、 「帰ろうか?僕たちの場所へ」 そういって、 私を開け放たれた車の助手席へと放り込んだ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1087人が本棚に入れています
本棚に追加