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昌浩は、夢を見た。大切な家族の夢を‥‥‥信じていた大切な記憶を‥‥‥ 簡単に壊された思いを‥‥‥
眼を覚まし自分が泣いているのは、知っていたが‥‥‥‥止まらなかった。もう一度自分の姿を見たが、妖の姿になっていた。
おれ‥‥‥いったい‥‥‥だれの子なの?
父上や母上の子じゃなかったの?
じい様の孫じゃなかったの?
本当に‥‥‥あの人の‥‥‥子なの?
心の中で叫びながら安倍家の皆を思い出していた。
今の昌浩の心は‥‥‥哀しみ・苦しみに満ちていた‥‥‥
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