第5章 再会

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「烟昂?どうしたの?」 自分に抱きついてくる幼い少年の妖が言うと、 「何もないよ、砕琉よ」 「本当に?今日も行くの?」 「ああ、今日は、‥‥‥ヤツに会いに行く予定だ!」 「クスッ、本当?‥‥母様殺した、憎き安倍晴明を?」 「ああ、そうだ!‥‥砕琉も行くだろう?」 「うん、行くよ!だって‥‥俺が殺す予定だよ!」 二人は抱き合いながら今から行く憎き安倍晴明に対しい、おもちゃを壊す感覚で互いに笑っていた。 そうだ!‥‥砕琉よ‥‥お前は、憎しみだけあればいい 烟昂は、‥‥‥昌浩の優し心を封じ‥‥‥‥哀しみ・憎しみだけ残した。
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