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その日の夜、
「‥‥‥晴明」
「言うな‥‥‥朱雀・天一・天空は邸を頼む、他の者は儂と供にこい!!」
「「「「「御意」」」」」
邸の回り不穏な気配がしたため神将達を指示だし、離魂術を使い邸の外に出た。
「‥‥貴様は‥‥あの時の!!」
目の前に現れたのは、あの日昌浩を連れ去った妖であった。
「ひさしぶりだな!安倍晴明」
「貴様は‥‥‥妖狼?あの時倒したはずじゃ!!」
「貴様!!昌浩はどうした!!」
晴明の前に出た、物の怪は神気を放し本性に戻った。その時、妖の後から別な妖が現れ‥‥‥但し布のを被って顔が見えなかった。
「クスッ、その子なら‥‥‥もういないよ」
「「「なんだと!?」」」
妖の言葉に晴明は固まってしまった。
「ふ、ふざけるなよ‥‥‥貴様━━昌浩をよくも━‥‥‥‥」
「クスックスッ、ねぇ、烟昂?」
「なんだ?砕琉?」
騒ぐ敵を無視し、砕琉は‥‥
「俺が‥‥‥やるから‥‥手出さないでね!」
呟いた瞬間‥‥‥すぐそばにいた太陰に襲いかかった
「‥‥‥‥なっ‥‥‥キャ━━」
「「「た、太陰!!」」」
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