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目の前に現れた瞬間悲鳴と供に風を起こし、腕をかすり傷ですんだ。
「太陰!!大丈夫か?」
「‥‥うん、大丈夫!かすっただけだよ!平気」
「クスクスッ、ざーんねーん」
玄武は、太陰の側によってけがの確認している時に、攻撃を仕掛けた砕琉は笑いながら悔しそうに呟いた。
「何が、残念だ!顔見せろ妖の分際が!!」
「やだね!憎き安倍晴明の式神に俺の顔は絶対に見せないよ!」
「‥‥‥砕琉よ、今日はこれで去る」
「えっ、烟昂?なんで?」
「またの、楽しみだ、行くぞ!」
そう言って闇の中に消えろうとあるきだした。
「‥‥‥わかったよ、待って」
「‥‥貴様━逃がさん!!まだ話は、終わってない!!」
去ろうとしている妖に紅蓮は炎蛇を投げた。
「あぶーないな、‥‥‥心配しなくても‥‥‥そのうち相手してあげるからジャーネ!」
簡単に交わし敵達はいなくなった。
「‥‥‥朱雀・天一・紅蓮以外者は敵達を追え!!」
「「「「御意」」」」
晴明の命令で神将は去った。取り残された者達は邸に戻った。紅蓮は物の怪に戻って晴明の肩に乗った。
「紅蓮や‥‥‥昌浩は無事はずじゃ」
「‥‥‥ああ、わかっている、アイツは簡単に殺られはしない!」
「‥‥‥そうじゃ、それに‥‥‥昌浩の宿星は消えてない!!」
「‥‥!!‥‥」
二人は(一人と一匹)そんな会話しながら夜空を見上げた。
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