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暫く、闘いが続き、烟昂と砕琉が率いる側は、数を減らしていた。
「‥‥‥中々やるね!神将達」
「そろそろ観念して、殺られな?」
砕琉は、肩で息をし、目の前に息一つしてない神将騰蛇に、睨みつけていた。騰蛇は、右手に、焔の炎蛇を出していた。その脇に勾陣は筆架叉を構えいつでも攻撃できる体制なっていた。
「‥‥そろそろ、貴様の顔を見せて貰おうか?」
「‥‥‥‥烟昂!」
突然、砕琉は、後の方で闘いしている仲間に声かけた瞬間、その場から消え、烟昂と呼んだ妖の腕の中にいた。
「‥‥‥どうした?砕琉よ?」
「‥‥‥‥うん、俺達の方が殺られているから、そろそろいいかなって想ったわけ?」
「‥‥そうだな!」
晴明達は、意味わからない会話している妖達に、警戒を解かず会話を聴いていた。自分達は、今すぐ目の前にいる妖達を滅したいが、まだ自分達の大切な孫のことを聴かないといけない使命があるからだ。
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