第1章 夢
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「昌浩、朝だそ起きろ━━晴明の孫」 物の怪のもっくんは昌浩の耳元で高い声で起こすと、 「ま、孫言うな!」 飛び起き、物の怪を掴み 「孫言うな、物の怪分際で」 「物の怪言うな、人様が折角起こしてやっているのに何様だ!」 「うるさい、物の怪‥‥今から出仕の準備するから」 物の怪を落とし出仕の準備にかかった。
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