第8章 力に目覚め

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「「「‥‥‥なっ?!」」」 自分達の目の前で砕流が銀色の妖狼の姿変わった。所を紅蓮達は、固まってしまった。 遠くで見ていた晴明達も、驚愕の表情で固まっていた。その光景を烟昂は、笑っていた。 「ククッ、残念だったな?安倍晴明よ!お前の大切な孫は、もう我が子として生まれ変わった!」 「‥‥‥き、貴様は、昌浩に‥‥」 烟昂の言葉に、晴明は、動揺し、自分が今思ったことを‥‥ 「ククッ、そうだ!砕流に、我が血と肉を食わせ、妖として生まれ変わった訳だ!残念だったな?我が妖狼族に生まれ変わったら最後、あの子供を助けるには‥‥‥‥‥殺すだけだ!」 「「‥‥‥‥なっ、何?!」」 烟昂の言葉に、晴明達は、敗北感を味わった気分になってしまった。 大切な孫を救うことが出来なくなり、あの子を救うには、大切な孫の命を殺すことに‥‥‥‥。
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