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砕流の姿を見て、紅蓮は、固まってしまっていた。自分が守るって決めた子供が妖の姿で目の前にいるからだ。
「‥‥‥なっ、なんでだ!昌浩!」
「‥‥いい加減にしてくれない?俺の名前は、昌浩って名前じゃなく、砕流って名前なんだから、まあいいや、今回は、見逃してあげるよ!」
砕流は、紅蓮達の言葉に、否定し、その場から立ち去る言葉を残し烟昂のもとに向かった。
「ま、待て!昌浩!」
「‥‥追うぞ!」
紅蓮達は、すぐに、砕流を追った。紅蓮達から晴明達のいる場所は、そんなに離れてなかった為、砕流は、烟昂の腕の中にいた。
「‥‥烟昂、疲れたから今日は、帰ろ?」
「‥‥ククッ、そうだな?だが、砕流よ!悪いが先に戻っていてくれ!我は、こやつらに言いたいことがあるからな!」
「‥‥‥‥うん、わかった!」
烟昂の言葉に、納得した砕流は、その場から消えた。
「ま、待て!晴明、我々は、追いかけルからな!」
勾陳は、そう言いながら砕流を追った。
「‥‥わかった、太陰、玄武も行け!」
「うん、わかったわ、いくよ!」
晴明の命令で、太陰は、行きよいよく風を起こし砕流を追った。
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