第10章 救う日数

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「‥‥グッ!」 砕流の炎を避けたが、其処に剣を持った砕流が現れ勾陳に斬りかかった! 「‥‥‥‥勾!」 咄嗟に避けたが、腕に深く切りつけられ呻き声だし、側にいた騰蛇が心配になり、声かけ、 「‥‥‥だ、大丈夫だ!かすり傷だ!来るぞ!」 勾陳は、心配するなと言いながら次の攻撃だ、という感じて砕流が迫って来た。 「クスッ、弱いね?これで終わりだよ!縛!」 「「「グッ?!」」」 一瞬の隙を狙い、神将達の動きを止め、砕流の側にいた勾陳の肩に切りつけた! 「‥‥‥勾!」 「‥‥‥グッ、ああっ!」 「‥‥クスクス、これで一人目!裂波!」 悲鳴を聞きながら砕流は、にこやかに笑みを見せながら勾陳に霊力刃を放った。 避けるにも出来ずまともに攻撃を喰らった勾陳は、その場に倒れた。 「‥こ、勾!‥‥‥ま、昌浩!いい加減しろ!」 騰蛇は、砕流の側で倒れた勾陳を見、自分の神気を爆発させ、砕流に怒鳴った。 「‥‥‥‥‥いい加減してよ?俺の名は昌浩じゃなく砕流だよ!次は、君が相手だね!」 腕を組ながら文句を言い、次のターゲットを決めた砕流は、自分の脇で静かに立っている六合に掛かっていった。
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