1st move - そいつは突然やってきた

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「う、嘘だ! こんなに可愛い子が男な訳あるか!」 「ほ、本当、だよー、ヤ、メ、テ」 思わず肩を掴んでいた手に力が入り、揺すっていたようだ。 「おっと、悪りぃ悪りぃ。ってか、本当に “ 男 ” なのかよ?」 「本当だよー!」 金髪の少年(自称)は頬を膨らませた。 ヤバイ…… その顔、めっちゃ可愛いぞ。 こんなに可愛い子が男の訳あるか! 「俺様じゃ不満なのか?」 「不満とかじゃなくて、僕は男なんだって~」 まだ言い張る少年(自称)。 「証明できるか?」        ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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