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黒い少年は、僕がどんなに男だと言っても信じてくれない。
証明……
どうしたら女の子じゃないと証明できるだろう……
女の子だったら嫌がることだろうと思って、上着を捲ってみた。
黒い少年は驚いたのか、半歩飛び退いた。
そして、顔はそっぽを向いた。
「そ、そんなのは御褒美になっても、証明にはならないぞ!」
ちらちらとこっちを見ながら、そんなことを言われた。
ご褒美って……
「じゃぁ、どうすれば証明できるの?」
「…… 」
考えてるようなので、待ってみる。
何か思い付いたのか、こっちにくる。
そして……
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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