1st move - そいつは突然やってきた

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黒い少年は、僕がどんなに男だと言っても信じてくれない。 証明…… どうしたら女の子じゃないと証明できるだろう…… 女の子だったら嫌がることだろうと思って、上着を捲ってみた。 黒い少年は驚いたのか、半歩飛び退いた。 そして、顔はそっぽを向いた。 「そ、そんなのは御褒美になっても、証明にはならないぞ!」 ちらちらとこっちを見ながら、そんなことを言われた。 ご褒美って…… 「じゃぁ、どうすれば証明できるの?」 「…… 」 考えてるようなので、待ってみる。 何か思い付いたのか、こっちにくる。 そして……        ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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