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「これで、申し送りは終わりだ?」
「ありがとう、奨純先輩」
奨純は典彦達に生徒会の運営に関する申し送りをするために典彦の家にきていた
「俺もついに卒業か・・・あっという間だったな」
「でも、すぐに進学だからいいじゃないですか?しかも推薦入学決まってるんですし」
奨純は少林寺拳法の成績と学業の功績を買われ、全国でも一、二を争う名門大学からスカウトが来ていた
「そうなんだが、今でも信じられなくてな」
「宗ちゃんもクロも孫六も大学生だもんね」
「おいは、センター試験で奨純と大学に通うし、おいの彼女の八千代もこっちに来ることが決まったしや」
「俺は学がねぇ分、スポーツ推薦だがな?」
「俺も運良く合格したし、大将の近くに住むしな」
クロはセンター試験を全国一桁に入る点数で合格し、宗平は相撲の実力を買われ、体育大学の推薦が決まり、孫六も大学に合格し、和歌山から典彦の隣のアパートに引っ越すことが決まった
「俺らも赤点一つなく、進級が決まったしな」
「これぞまさに順風満帆だね、みんな」
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