宗平に春の予感

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大学生組は無事入学式を終え、キャンパスライフが始まったある朝のこと 高木家、リビング 美羽「宗平くん、大学終わった後、空いてる?」 宗平「どうしてだ?奥方」 美羽「今日ね、商店街で月に1度のタイムセールなの!買い溜めするから、手伝ってほしいんだ」 宗平「分かったぜ!奥方」 美羽「助かるわ、5時に商店街の近くにある公園で待ち合わせね」 宗平「了解」 数時間後、宗平は大学の講義が終わり、待ち合わせ場所の公園で待つことにした 宗平「4時半か・・・まだ奥方の待ち合わせから時間があるな・・・昼寝でもしとくか」 宗平はベンチに横になり、目を瞑ると、近くで軟派をする声が聞こえた 宗平「ん?」 宗平は片目を開け、辺りを見渡すと、柄が悪く、チャラチャラした二人の男が髪の長い女性に絡んでいた チャラ男A「ねぇねぇ一緒にお茶して遊ばない?」 チャラ男B「カラオケでもパンケーキでもなんでもおごるよ?」 女性「悪いが、お前らみたいにおちゃらけた奴に費やす時間はないのだよ?」 髪の長い女性は毅然とした口調で言うと チャラ男A「人が下手に出てりゃあいい気になりやがって!この尼!」 チャラ男はポケットから折り畳みナイフを取り出し、恐喝し始めた
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