第1章

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Nside 出来るだけ早く車に乗り込み自分の家に急ぐ。ああ私も皆もそろそろキツくなってきた。語尾も余裕無くて、ですますがとれてるし。まあ、いいか。 それより急がないと…後ろからなんとも言えない艶っぽい声が聞こえるんだよね… 程なくして待ちに待った住みかに到着。 鍵を探しながら部屋を目指す。なんでこういう時って手が上手く動いてくれないんだろう。そう思いながら歩いていると ?「あの!こんばんは!」 聞き覚えのある声に顔を上げると見知った顔があった。 あれ今日遊ぶ予定だった?携帯を見ると “お話があるので部屋の前で待ってます”と書いてあった。 ていうかよく管理人通したな…まぁいいか前にも来たことあるし。 それよりも… 「ここじゃなんですから中へどうぞ。ほら皆も。 部屋は好きに使ってください。ただし後片付けは各自でお願いしますよ。」 そういうと私達より先に4人が待ってましたと入っていきました。 その間もカレは圧倒されたように弱気な顔をしましたが顔を振ると何故か「よし!」と気合いをいれていました。なんでしょうねぇ。 「すみませんね。せわしなくて。どうぞ?」 「いえ!お邪魔します。」 とりあえずコーヒーメーカーをセットして話を聞きますか。 N「で?お話と言うのは?」 ○「はい…あの、、好きなんです!貴方の事が!初めて会ったときから良いなと思ってたんですけど。…やっぱり気持ち悪いですか…?」 N「いいえ?だって現に聞こえるでしょうあの二組の声。今さら偏見とか無いですよ。」 カレは四人が消えた部屋を見ると聞こえたのか顔が赤くなった。 N「じゃあ貴方は私のこと抱けますか?…ちょっと流石にキツくなってきたんだよね…」 ○「えっ?」 今まであったことを伝えると、更に顔を紅くするもすぐに意を決したように言い放った。 ○「抱けます!何度夢見たことか!」 N「じゃあお手並み拝見といきましょうか。」 そういって不敵な笑みを浮かべてみた。
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