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僕らに気を遣っているのだろう、流しの水でうがいをしているのは煙草臭さを消す為らしい。ゆっくりと、同じ場所へ戻って座り込んだ。
「わからないなぁ…何故だろう」
僕らに問い掛けている風には思えなかった。
「何が…ですか?」僕はそう佐久間さんに聞き返していた。
「うん、何て言うか目的が…だな。愉快犯でも無い、特定の相手に対する憎しみでも無い――何が考えられる?」
「えっと…先輩。質問して良いかなぁ」
「うん?どうぞ公平くん」
「俺たちの話はオッケーって事で良いんですかね?しかも、何だか生きてる犯人の相手してるみたいになってるんっすけど…」
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