キスフレ2nd Kiss Vol.16

キスフレ２nd Vol.16

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彼が閉めようとした車のドアを、足で押さえつけた。

スカートがめくりあがったが、そんなの関係ない。

ドアが閉まったら終わりだ。

人生の最期の瞬間が、今なんて嫌だ！

思いっきりドアを押す私と、

ドアを閉めようとする阿部さんの、力の差は絶対で、

徐々に扉の幅が狭まっていく。

歯を食いしばって耐えたが、足ががくがくと震え始めた。

....もう限界だ。