キスフレ2nd Vol.16

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意識の端で、 車が急ブレーキをかけて止まる音が聞こえた。 乱暴に扉がしまる音と、男の声。 「おい!何をしている?」 大声をあげ、迫る足音に、 阿部さんが振り返った。 その一瞬のスキをついて、車のシートから道路へとダイブした。 ベチンと、顔ごとコンクリートの上に落ちてしまったが、 脱出成功! 「た、助けて!!」 駆け寄る人影に向かい大声で叫んだ。
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