キスフレ2nd Vol.16

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「物騒だな。 とりあえず僕の車に乗って、家まで送るから」 そう告げる成宮さんの手が離せずに、私は俯く。 カラダすべてを支配するかのように頭が、痛みだした。 視界が白へと変わる。 ああ、だめだ、限界。 「佐藤さん?」 そう尋ねた成宮さんの手が 伸びる先をつかめず、私は瞼を閉じた。
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