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時刻は午前9時。
そろそろマ○カに飽きてきた俺は、適当なレースばかりプレイしていた。
逆走何回出来るかやってみたり、スタート時点から動かなかったり、足でボタン押してみたり。
今度は何しようか…………。
そう考えていた時、部屋のドアチャイムが鳴り響いた。
「誰よ朝早くかr………………あ。もしかして、さっきの大声の……やばい」
きっとゆーたが大声を出したせいで隣人さんからの苦情だ……。
慌てて、キッチン近くの壁に取り付けてあるインターフォンのボタンを押す。
「は……はい……?」
『あ!おはようごさいます!すみませんが宅配便でーす』
「あ、はい。どうも…………」
プツッ。
……………………俺の焦りを返せ!!!!!無駄に緊張したわ!!変な汗かいたし!てか、早すぎだろ!!宅配会社!!
―――でもまぁ、苦情ではなかったので一安心。
頭の中でめっちゃ謝罪の文章考えたわ。
洗面所である程度の身だしなみを整えて、玄関に行く 。
クロックスを履き、玄関のU字ロックを外して鍵を開ける。
そして扉を押し開けば、ひんやりとした朝の空気を感じ、アクア系の香水が鼻をくすぐった。
ん?香水??
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