3:仲良しこよしな人間関係

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今日の体育は外だ。 しかし、あいにくの雨。 俺は机の上に頬杖をつく。 「うわ、千明ぶさいく」 「イケメンだからってひがむなよ」 「それ、言ってて虚しくない?」 「…………」 最近、志野くんからの言葉がキツい……。普通にこんなこと言ってくる。 平気なフリしてるけど、正直こっちはもうガラスのハートが限界だ!!! メンタル強いとか思ってんじゃねぇぞ!もうボロボロだよ!!! ―――ふぅ……。 この自習になってしまった時間をどうしようか……。 真面目に勉強しようにも教科書は全部家にある。 置き勉どころの話じゃない。持ってくるのはめんどくさいのだ。 「ねぇ、千明。携帯鳴ってる」 「え?ああ…珍しいな」 「…………」 志野くんに言われて気がついた。 制服のポケットからジャカジャカと音が鳴っている。着信音は適当だから、相手はわからない。 画面をスライドしてみれば、そこには登録されていない電話番号が……。 「…………………………なんか怖い☆」 「こーゆーのって出たくないよね」 「そう。だから俺も出たくないんだけど……なーんか、見覚えあるんだよな」 この電話番号に見覚えがある。そして、なぜだか嫌な予感がした。 出たくないけど、出らなかったら……みたいな? マジ超こえー! 意を決して、俺は通話のボタンをタッチする。 そして、携帯を耳にあてた。 「はい!こちら、最近毒舌くらいすぎてガラスのハートがボロボr」 『ゔるせぇ…殺すぞ』 「…え?あ……はい」
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