3:仲良しこよしな人間関係

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いや、嬉しいけども……!嫌じゃないけども……! このままじゃ俺、倒れそう! 視界もぐらつき始め、フラフラとする。いよいよピンチ。 「こら、お嬢様。そんなことはしてはいけません。品がありませんよ」 「むぅー……」 「私にもよくお気持ちはわかります。しかし、女の体をそんな風に使うのではありません」 「……わかったよぉ。蝶姉、ごめん」 するりと、あのマシュマロが離れていった。 ちよちゃんは少ししょんぼりしてるけど、……ああ。蝶子さんにマジ感謝だ…。 俺が足元がおぼつかない状態でいると、腕を掴み体勢を整えてくれた大雅。 てか、元はといえば、全て貴様のせいぞ。 「可愛い彼女だね。今時、あっかんべーだって」 「てめぇは後でしばく」 「胸擦り付けられただけでめまいとか、てめぇ童貞かよ」 はいはい。そうですよ。政宗さんの言う通り。 どうせ彼女いない歴イコール年齢ですよ。わかってるよ、そんなこたぁ! 「おい。そろそろ行くぞ、遅くなる」 「えー!?帰っちゃうのー?」 「お嬢様もなぎなたのお稽古がありますでしょう。さ、行きますよ」 「あ、そうだね!そうだった!ちーちゃん!また遊びに来てね!」 「…ああ」 じゃあねー、と手を振りながら去っていくちよちゃん。 …………何、なぎなたの稽古って。かなりガチなやつじゃね? 女の子に何ちゅーこと教えてんの、白羽さん。 俺、もう超怖いんだけど。今度、ケンカしたらほんと殺される確率高くなってるよ。 ―――嵐が去った後の俺たちはとても静かで、帰りの車でも一言も話すことはなかった。 ただ、あの胸の感触だけが腕に残っているので、ふわふわする。 やっぱ、おっぱいっていいもんだ。
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